「扁桃体の鎮静化状況を数値化しているのが、他と違う脳科学メンタルトレーニングの最大の特徴」
脳科学メンタルトレーニングの他と違う最大の特徴はなんですか、
とよく言われることがあります。その時に私は、「扁桃体の鎮静化
状況を数値化しているのが、脳科学メンタルトレーニングの最大の
特徴です」と答えるようにしています。
これは別の言い方をすると、メンタルの改善状況をつねに数値化
している、ということです。また、可視化できるということは、何
をすればストレステストが改善するかが、確立されているというこ
とです。
なぜこれが他にはない最大の特徴になるかと言うと、以下のよう
なことをたくさん体験したからです。
現在多くの企業では、EAPを導入していると思いますが、にも
かかわらず多くの企業担当者が「うつの原因がわからない」「原因
がわからないから対策もわからない」と言うのはなぜだろうか、と
思っておりました。それでわかったことがあるのです。それは・・、
多くの企業ではEAP会社が持ってくるストレス心理テストを実
施していますね。そこでストレス蓄積度がわかります。そしてその
後、お医者さんのところへ行ったり、なんらかのカウンセリングを
受けさせたりします。ここまではよいのです。
しかし、その効果測定をしていないのです。つまり、同じストレ
ステストを使って、確かにそのテストの得点が改善したのかどうか
という検証をしていないことが多いということです。
検証をしていないということは、結局、なにが原因だったのか、
その対策は正しかったのかがわかりませんよね。その結果、「うつ
はなおらないんですよね」とか、「結局、原因ってわからないんで
すよね」と言うことになるのではないかと思います。
これを改善するには、2つのポイントがあるのです。
1つ目⇒「信頼性の高いストレス心理テストであること」
日本で使われているストレス心理テストは、日本人のパーソナリ
ティ特性を研究して作られていないものがたくさんあります。
我々のストレステストの研究結果では、米国人と日本人のメンタル
ダウンの原因は少し違うことがわかっています。
それはなぜわかるかと言うと、約3万人の日本人データの分析から
宗像教授が導き出したからです。
2つ目⇒「ストレステストの得点を確実に改善する方法論がある」
科学とは、再現性があるということです。ストレステストの結果
が出たら、それを確実に改善させるための再現性のある解決策を実
施するのは当然ですよね。そのための研究を日々行っているのが、
科学的手法であり、それを日々行っているのが脳科学メンタルトレ
ーニングです。
脳科学メンタルトレーニングは、宗像博士により日々解決のため
の方法論が研究されているのです。
しかし多くのEAP会社のストレステストは、ストレステストの
改善方法が、確立されていないと思います。
それはなぜかと言うと、ストレステストを開発した人、カウンセ
リングを行う人、または医療行為を行う医療者が、それぞれがストレ
スが溜まっていると判定したストレステストの数値を改善する、と
いう共通目的に向かって動いていないからです。
ストレステストの得点を改善するための方法論を開発するのは、
非常に長い年月が必要です。なんども試行錯誤して再現性ある方法
論を開発できて初めてそれは科学的な手法であり、顧客である企業様
に「こうやると確実に改善しますよ。大学院で研究されたデータをご
覧ください」と説明できるわけですね。
別の言い方をするとなにが原因かがわかっているからこそできるこ
となのです。我々のやり方では、扁桃体興奮がメンタルダウンと作る
と原因特定しています。また扁桃体興奮はストレステストではここの
点数悪化に表れる、ということも研究結果わかっているので、つまり
この心理テストの得点を改善できる方法はこのようなアプローチ法で
あり、たしかにたくさんの人に実験した結果、確実にストレステスト
が変化するとわかっているのですね。
また免疫のデータや遺伝子発現のデータも確かに変化する、という
こともわかっているので、ストレステストの得点とそれを改善する
方法論、そして身体データが確かに変化すること、など、こうした
ことを研究することによって、脳科学メンタルトレーニングは作り
上げられているのです。
以上のようなことから、メンタルの状況を信頼性あるストレステス
トで可視化できるということになるのです。
2013/11/01