うつを克服する、脳科学メンタルトレーニングがこれからお役にたつだろうと思う理由とは。
先日、1/18付に発行された東洋経済(週刊)がこんな特集をしていました。
「うつの正体」という特集です。早速買って読んでみました。思ったことを一言でいうと、それは、最先端のやり方は紹介されていないな、ということです。
この雑誌を見ていると、現在のうつ治療として登場しているのは、精神科医による精神医療、そして薬物医療、また磁気による治療、など、です。
しかし、昨年の10/20に放映されたNHKスペシャル「病の起源 うつ病」を見た方はご存じのように、世界の最先端では、メンタルヘルス不調の原因は、脳内の感情の発電装置といわれる「扁桃体」にある、として研究をしている研究者が世界でたくさん出てきているのですね。
世界の最先端で起きていることと、日本で報道されていることには随分とギャップがあるのです。
メンタル不調と扁桃体興奮を研究している日本の第一人者は、弊社顧問である筑波大学名誉教授・宗像恒次博士だと思いますが、宗像博士に研究では、扁桃体興奮が慢性化すると、短期的には脳内神経伝達物質である、ノルアドレナリンやセロトニン、ドーパミンなどの乱れを生じさせ、長期的にはストレスホルモンである副腎皮質ホルモンの分泌や、脳の免疫細胞であるミクログリアなどから炎症性サイトカインという物質が分泌され、長期的にこれが続くことにより、脳内炎症が慢性化することがメンタル不調の原因だとしています。
脳内炎症が慢性化すると、海馬や扁桃体などの記憶をつかさどる脳内の部位にも損傷が生じてくるわけです。
ですから最近の脳科学的な研究により、メンタル不調とは脳の病である、というような研究もあたってはいることになります。しかし、それをひきおこすものはそもそも何なのかというと、それは、扁桃体の慢性的な興奮であり、扁桃体の慢性的な興奮を止めることが、メンタル不調を止める根本的な解決法ということになるというのが私たち、脳科学メンタルトレーニングの研究結果です。
よって、薬物や、カウンセリングや認知行動療法などの扁桃体に働きかけない心理療法、また、サプリメントや磁気療法などによって直すというやり方も最近では出てきていますが、それは扁桃体興奮を止めるわけではないので、我々の研究ではそれは根本的な解決法とは考えておりません。
扁桃体はなぜ、慢性的に興奮するのか。
これを解き明かすことこそが根本的なメンタル不調の解決法だと我々は考えています。
扁桃体は、職場や家庭など、簡単には切り離すことのできない人間関係が存在する場において、慢性的に興奮します。扁桃体には、顔反応性細胞、という、相手の表情に反応し発電するという、細胞があるからです。
つまりその人の扁桃体興奮が鎮まる、その人独自の顔表情があり、それによってその人のメンタル不調を予防でき、また復職支援も成功するというのが原理です。
現在、さまざまなメンタル不調を解決する方法が出てきていますが、私たちだけですべてができるとは思っていません。それはなにかというと、いくら我々がこれがベストだと思っていても、世の中にはすでに」様々な解決法が普及しており、受ける方がとりあえず薬のほうがよいというかも知れませんし、磁気治療で何とかしたいと思うかもしないからです。
しかし、多くに企業ではすでになんらかのEAPなどを導入しておられますが、かならずしも現状のやり方でよいと思っておられるところばかりではありません。
なぜなら、既存の解決法は、かならずしもメンタル不調の原因を科学的に特定できているものばかりではないからです。それなのに、莫大な費用をかけておられるところも少なくありません。
既存のやり方をしても、うつなどの再発が止まらない、というご不満をお持ちの企業様に弊社のメンタルトレーニングを導入していただいているケースが多いのです。
*脳科学メンタルトレーニングに関する資料をお送りします。こちらのお問合わせフォームからどうぞ。
2014/01/26