メンタルトレーニングの現場から最新情報

再発を止め、うつを克服するためのメンタルトレーニングを成功させるために取り除くべき誤解とは。

  さまざまな企業をご訪問させていただいている中で、 最近特に気が付くことがあります。それは、メンタルヘルスに関する一つの大きな誤解が、再発防止を妨げているのではないか、ということです。

 それは、「休職することは、うつ克服のための重要な対策である」という誤解です。

 多くの企業では、メンタル不調に陥った方を休ませることが多いと思います。気力体力ともに、あまりにも消耗している場合、まずは休ませることは重要と思います。

 しかし、多くの企業では復職させるときに困っているのではないでしょうか。なぜなら、十分休ませたたのでもう大丈夫だろうと思って復職させると、また再発を繰り返すということを経験されているからだと思います。

 これが意味するところは、「休職させることが、必ずしもメンタル再発を止める解決策ではない」ということです。

 しっかり治してきてほしい、と願う企業は多いと思います。しかし、そのために実際にやっていることは、さらに長期間、休職させるだけ、ということになっている企業は多いのではないでしょうか。

 筑波大学名誉教授・宗像常次博士が開発した、我々の脳科学メンタルトレーニングでは、メンタル不調の原因は、慢性的な扁桃体興奮にある、ととらえています。

扁桃体は、苦手な人の表情、声などの非言語の信号、に強く反応しますので、つまり、その人がもといた職場に戻っても、そこにいる苦手な人によって扁桃体興奮をしないように扁桃体を鎮静化する対策をとること、これが本質的なメンタル対策と考えています。

 休職とは、一時的に苦手な刺激を持つ人から離して、休息を取っているようなもので、時に応じて重要ではありますが、根本的な対策ではありません。このあたり、休息を取らせる医療チームと、相互理解に基づく良好なコラボレーションが重要です。

 メンタル克服の原則とは、元いた職場で受けた人間関係の刺激にダウンしないよう、自分の感受性の課題を解決することなのです。これをしないで、いくら休ませても、または別の部署で業務の軽い仕事を長期間やらせても、再発リスクが下がるものにはなりません。これらは、本格的にその方が自分の課題に向き合うための、準備期間のようなものと、脳科学メンタルトレーニングでは考えております。

 ただ、やみくもに休職させるのではなく、扁桃体興奮を鎮める対策をとることで、根本的なメンタル対策をとることをおすすめします。、

*脳科学メンタルトレーニングに関する無料資料をお送りします。こちらのお問い合わせフォームよりお申込み下さい。

2014/01/19

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