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企業メンタルご担当者様向け情報「NHKスペシャル”キラーストレス”で、解説されていないあるポイントが分かると、うつ、メンタル不調を作る慢性ストレスは解決できる」

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 今年の6付にNHKスペシャルというテレビ番組で「キラーストレス」というテレビ番組が放送されたり、SMAPの中居 正広君が司会を務めるテレビ番組「金スマ」でも、キラーストレスの特集が組まれたこともあって、今やキラーストレスは多くの方々の知ることろとなりました。

 ところで、NHKスペシャルではストレスが発生する仕組みを詳しく解説していたのですが、ある重要な1点が説明されていなかった、ということをお気づきだったでしょうか。

 NHKではこう説明されていました。

「ストレスが発生すると、まず最初に脳内の扁桃体(へんとうたい)が反応し、その後、全身にストレス反応が引き起こされる」

 この説明の中に答えがあります。それは、

情動の発電装置である扁桃体は、「なぜ反応するのか」、という理由が説明されていないのです。

 これがわかればもっとも根源的な対策が取れるのではないでしょうか。

 「ストレスが発生すると、ます扁桃体が反応し・・」と説明されると何となく、ふーん、そうなんだ、という理解になりやすいのですが、よくよく見るとここが説明されていないのです。

 また、NHKスペシャルの2日目に出てきた早稲田大学の教授も、こんな風に言っていました。

「うつは、扁桃体で作られるのですが・・・」

 同じように、「なぜ、作られるのか」については、説明されていないのです。

 弊社顧問である、筑波大学名誉教授・宗像恒次博士は、ここを研究したのです。なぜなら、これがわかれば、うつ、メンタル不調の原因・対策を突き止められるからです。

 そして、わかった原因は、以下の通りです。2点あります。

1.扁桃体は、相手の表情、声に敏感に反応する。そこから慢性ストレスは作り出される。

 御社で慢性ストレス状態に陥っている人に、次のような質問をしてみるとよいでしょう。

 「職場には、あなたが怖いと思う表情をした人はいますか?」「あなたが怖いの感じる、音や声は職場に飛び交っていますか?」

 まず、ほとんどの人がイエスと答えるでしょう。

扁桃体は、自分の意思に関係なく反応しますから、いくら休職しても扁桃体の感受性を変えないまま、復職させても再発を繰り返すだけでしょう。ほとんどの企業は、再発を繰り返していませんか?

 うつや、メンタル不調は、繰り返すものだみたいに感じている人も多いかと思いますが、私たちはそうは思っておりません。なぜなら、私たちがかかわった某上場企業では、3年半、初回鬱で休職した人の再発率は0%という結果でいるからです。

 扁桃体の表情や音に反応する対策をしっかり取るかどうかが重要だと考えます。

2.扁桃体は身体感覚に反応します。

 うつ、メンタル不調を作り出す慢性ストレスを抱えている人は、例外なく全身に強い緊張やコリを持っています。 

 片頭痛や、肩こり、腰痛、胃の痛み、など。詳しい説明は省きますが、扁桃体は身体間カウによって興奮するのです。結論を言えば、身体感覚を良好化すれば、扁桃体興奮は静まり、慢性ストレスは消失するのです。

 この身体感覚は何によって引き起こされるかというと、非言語信号によって引き起こされます。

 それは、空間の広い狭いという皮膚感覚、熱い冷たいの温度感覚、暗い明るいの明暗、湿度が高い低いという感覚、におい、皮膚感覚、など。

 よく電車に乗れないなどという人がいますが、これは空間の広さ狭さに身体が反応して扁桃体を興奮させているのです。

 よって身体感覚を良好にして、扁桃体興奮を鎮めると電車が怖い、というような慢性ストレスは消失します。

 また、曇りの日に起き上がれないなどという人もいます。これは、明暗に身体感覚が反応して、扁桃体を興奮させているのです。

 私はこういう人を何人も扱ったことがありますが、曇りの日に感じる身体感覚を良好化することで、慢性ストレスは解消し、起き上がれるようになります。

 こんなふうに扁桃体は、反応しているのです。

 そのために、マッサージとか、風呂とか、ストレッチとか、アロマ、とか、そういうものは一時的に効果があります。体がほぐれれば、気持ちよくなりますね。良いのですが、効果が一時的なのです。これだけでは、安定的に仕事を行うにはちょっと難しいのです。

 よってこちらが行う方法は、身体感覚を継続的に良好化し、その効果を持続させる心理セラピーを行うのです。

 身体感覚が良好化した状態を継続させるので、扁桃体が静まり慢性ストレスが消失するのですね。そして、自分でこれをできるセルフケア法を教えるため、再発を限りなく減らすことができるのです。

 一般の皆さんでもやさしくできるセルフケア法は、私の新刊本にも解説していますので、お読みいただければ幸いです。

 そして、本格的に御社に取り入れたい場合は、お問い合わせいただければ幸いです。

弊社が行っている心理療法は、厚労省のンタルへルスHP「こころの耳」では、ヘルスカウンセリングと紹介され、数ある心理療法の中で、唯一”メンタルヘルスカウンセリングを行うカウンセリング”と書かれているものです。

 健康心理学に基づく「社員のあるがままの自分を生かす働き方を引き出すラインケアスキル、セルフケアスキル習得教育」、個人カウンセリング、、またはヘルスカウンセラー育成教育、に関心持っていただける方は、以下からお問い合わせください。

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2016/09/14

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