企業メンタルご担当者様向け情報「うつ、メンタル不調を作るもっとも本質的なストレスの原因とは」
そろそろ多くの企業では、義務化されたストレスチェックの結果が出始めてきているころかもしれませんね。
高ストレス者の判定がなされていることでしょう。
ところで、このメルマガを読んでおられるあなたは本当のストレスとは何によってもたらされるのか、といことをご存知でしょうか。
結論と言うと、それは、
「あるがままの自分を生かす生き方・働き方をしていないこと」から生み出されます。
上司が厳しいとか、残業が多いとか、そういうことはあくまでも副次的な事です。
あるがままの自分を生かせているかどうか、が一番のポイントです。
今、オリンピックが開催されていますね。選手たちはどれだけものすごい練習をするかお分かりでしょう。
甲子園が開催されていますが、選手たちはどれだけすごい練習をするのかお分かりでしょう。
なぜ彼らは大丈夫なのでしょうか?
それをすることが、自分自身に「合っている」と思えるからです。それをすることが喜びだからです。
ここまですごいたとえでなくても、あなたもわかるのではないでしょうか。
「これだ!」と思える生き方・働き方をしているとき、多少の困難はどうってことないのはないでしょうか。
自分らしい生き方をしている、自分はよい生き方をしてる、と思えれば、残業が多いとか、上司が厳しいとかは、どうってことない、そういう経験は多くの方がすでにしていることでしょう。
高ストレスかどうかだけで判断するのは、ストレス科学的に見て、あまり効果的ではないと感じます。
それよりも、「あるがままの自分を生かす生き方、働き方をしているかどうか」の度合いを見たほうが、より本質的・実用的と思います。
弊社顧問の筑波大学名誉教授が開発した行動特性尺度に、自己抑制型行動特性尺度というものがあります。
これは、自分自身の本音の気持ち、感情を表現できている度合いを見ていますが、この本質は、「あるがままの自分を表現する生き方・働き方ができているか」を見ます。
20点満点ですが、日本人の平均点は9点です。7点以上取ると、あるがままの自分を表現する生き方がだんだん乏しくなってきます。
平均的な日本人は、あるがままの自分を生かす生き方、働き方をしていないことになります。
ビジネスマンの幸福度を国際比較で調べた調査がありますが、日本人ビジネスマンの幸福度は非常に低いのです。
この心理テストが11点以上取ると、メンタルが非常に揺らぎ、15点以上取るとうつになってもおかしくない、というレベルであるという科学的研究がなされています。
それはそうだと思いませんか?
この心理テストで高得点をとるとは、あるがままの自分の気持ち、感情を抑圧する度合いが高いということだからです。おかしくなって当然でしょう。
企業は、そして上司は、部下の「あるがままの個性を生かす働かせ方」をさせればよいのです。
部下のあるがままを引き出すスキルを身に着ける事が重要です。
それこそが、最良のメンタル予防策、であり、モティベーション向上策だと思います。
こういう働かせ方をさせない企業で、メンタルが重症化しダウンするので、あとは薬を飲ませて休ませるしかない、ということになるのです。
あるがままのその人を生かす働かせ方をさせれば、元気が出てくる。
こういうことは、人事部でも企業トップでも経験的にわかることです。
こうしたことを自律的に考えられる人事部企業トップであることが、非常に重要なことなのではないでしょうか。
そういう意味では、自律的な判断をせず、医者の判断に過度に依存している企業は社員のあるがままの個性を生かす、ことがメンタルの本質的な対策だ、という視点を持つことが難しいかもしれません。
しかし、視点を大きく変えれば、それは可能です。
今、経済産業省では「おもてなし企業選」という、社員に愛され、顧客に愛され、地域に愛されている全国の中小企業を表彰していますが、こういう企業は離職率が少なく、メンタル不調者も少ないのです。
なぜかはおわかりですね?
そうです。社員のあるがままを引き出す、という働かせ方をしているからです。
厚労省のメンタルへルスHP「こころの耳」では数ある心理療法の中で、唯一”メンタルヘルスカウンセリングを行うカウンセリング”と紹介しされているものです。
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2016/08/16