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企業メンタルご担当者様向け情報「不安遺伝子の特性を理解できると、うつ、メンタル不調を効果的に予防するセルフケア法の重要性がわかる」

 不安遺伝子というものをご存知でしょうか。

2年くらい前の正月番組で、明石家さんまと木村拓哉が出た「サンタク」と言うのがあって、その番組で、二人には不安遺伝子があるかどうかと言う、遺伝子検査を行ったのです。

 その中で、さんまはSS型という不安遺伝子を持っており、キムタクはSL型という不安遺伝子があったのでした。この意味は、さんまは非常に不安になるという遺伝子を持っており、キムタクは「バランス型」という遺伝子で、さんまに比べると、そこまでは不安にならないという遺伝子だったということなのです。

 あの一見、明るいさんまがSS型不安遺伝子を持っているのは、不思議に思うかもしれません。でも、番組内でさんまがSMAPのコンサートに飛び入り出演するという様子を録画したものが流されていましたが、「自信ないんや」「勇気ないんや」と、連発していました。

 もともとはビビり症なのです(すみません)。

実は、うつやメンタルヘルス不調には、この不安遺伝子の存在を理解することが非常に大切です。なぜなら、日本人の64%はSS型の不安遺伝子を持ってるからです。

 ものすごいビビり症が多いと言うことです。

 遺伝子でそんなことは決まるの? と思われるかもしれませんが、それは大きな影響を与えているのです。

 不安遺伝子とは、プラスの言い方では損害回避遺伝子と言いますが、セロトニンという情緒安定物質の流通に大きな影響を与えるもので、SS型とはセロトニンの流通が活発ではなくそれ故に不安になりやすく、SL型とはSS型よりは活発、つまり情緒がSS型よりは安定しているということです。

 Goldmanらの研究では、SS型の不安遺伝子は、日本人は64%も持っており、対してアメリカ人(サンフランシスコとパロアルトでの調査)は17%と言う数字を出しています。S型は、日本人は30%、アメリカ人は52%です。

 ちなみに物事に動じないLL型は、アメリカ人では31%もいるのに、日本人ではたったの4%しかいません.

 研究文献→The Serotonin Transporter Polymorphism : Allelic Variation and Links with Depressive Symptons より引用。

 つまり日本人は、アメリカ人と比較して非常に不安になりやすいということです。

また松本友里恵らの報告うつ病発症と遺伝子」によると、Caspi の研究では次のような事もわかっています。

 ニュージーランドに住む21歳から26歳までの847人に関する調査では、LL型の不安遺伝子を持つ人は、4つ以上のストレスフルなライフイベントがあってもうつ病にはなる率は17%だったのに対し、SL型かSS型の人は、4つ以上のストレスフルライフイベントがあると、うつ病発症率は33%となったのです。

 SS型SL型をわせると日本人は94%、アメリカ人は69%です。

4つ以上のストレスフルライフイベントとは、ストレスフルな出来事が4つ以上重なる事を意味します。

 ここからわかることは次の2点です。

1.日本人は、ものすごく不安になりやすい人が多いのでアメリカ人のような教育、マネジメント法は合わない。

2.プライベート、仕事を合わせてストレスな出来事がが4つ以上重なると、うつになりやすくなるため、不安遺伝子に対する、セルフケアテクニックを教えることが重要になる、と言うことです。

ところがこうした不安遺伝子に注目したセルフケアテクニックを教えることは、日本企業ではほとんどないようです。

 研究論文がいろいろ出ているのですから、やらないことは非常にリスキーだと思います。

 弊社顧問の筑波大学名誉教授・宗像恒次博士は、この不安遺伝子に注目して、不安遺伝子を診断する診断テストの開発と、そのためのセルフケアテクニックを開発しており、弊社も20年前からこの方法を、ご指導しております。

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2016/07/27

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