メンタルトレーニングの現場から最新情報

企業メンタルご担当者様向け情報「メンタルを引き起こす4つの性格タイプがわかれば、早期予防がより確実になる」

 メンタル不調になる人には4つの性格タイプがあることをご存知でしょうか。これは筑波大学・宗像恒次博士により開発された独自の性格診断テストにより明らかにされたものです。

 私達、プロ心理療法家はこの性格診断テストを用い、メンタル不調の予兆を読み解いて個人セッションや研修などを行っておりますので、今日はその分析を一端をご紹介しましょう。

 まず、メンタル不調に陥りやすい性格属性として、「自己抑制」と「対人依存」という2つの属性軸があります。この二つの組み合わせにより、4つのメンタル不調の性格タイプが作られるわけです。

 「自己抑制」とは、相手の顔色を気にして自分自身の本音の感情を抑圧する度合いを見ている性格傾向のことです。宗像博士により開発された性格テストでは、このテストは20点満点ですが11点以上取ると、メンタルが揺らぎやすい性格が表れ始めることがわかっています。

 もうひとつは「対人依存」です。これは察しを求める度合いを見ている性格傾向尺度で、15点満点ですが9点以上取ると、メンタル不調の傾向が表れ始めることがわかっております。

 この2つの属性軸により、メンタル不調のタイプは4タイプに分かれます。

第一タイプ 「伝統的日本人タイプ」

 これは自己抑制が強く、対人依存も強いわゆる伝統的日本人タイプです。本音を抑え察しを求めるというコミュニケーションをするタイプで、実は日本人のかなりの割合がこの性格傾向を持っています。

 このタイプは初対面の人間関係に弱く、非常に不安になりやすい特性をもっています。

よってこのタイプのメンタルを予防しパフォーマンスを向上させるには、「察してあげる」 というコミュニケーションを取ってあげることです。

 元来、日本企業には「察することができる」人材はたくさんいたのです。そのおかげで’80年代までは、日本企業はうまくいっていました。

 今日、他人の気持ちを察するような人材はほとんどいません。よってメンタルは多発するのです。察する技術をスキルとして身に着けることが大切です。

 

第二タイプ 「独立独行タイプ」

 このタイプは、対人依存の得点が低く、一方自己抑制の得点が高いタイプです。つまり人には依存せず独立した行動ができるが、自分自身の本音はぐっとこらえているタイプです。

 このタイプは、一見クールに見えるタイプが多いです。単独行動を得意としますが、反面、グループ行動が苦手です。人に甘えることが苦手なタイプです。

 このタイプのメンタル不調を予防しパフォーマンスを向上させるには、「自由」にさせ、そして、本人の本当は甘えたい気持ちを見抜いてあげることです。

 絶対に人に甘えませんので、とつぜんボキッと折れるリスクがありますので、それを見抜いてあげるスキルを持つ事がメンタル予防につながります。

 

第三タイプ 「甘えん坊タイプ」

 このタイプは、対人依存が強く、一方で自己抑制が低いタイプです。自分の感情を抑えないで、どばーーっと出すタイプで、感情に流されやすい特徴を持っています。会話も支離滅裂になりやすいタイプでしょう。

 新型うつなどもこの範疇に入ります。

 このタイプには、甘えを許しつつも、導いていくようなコミュニケーションが必要になります。感情を激しく噴出させるという背後には、不安や怖れがありますので、これを見抜くことが大切になります。

 

第四タイプ 「自然児タイプ」

 このタイプは、自己抑制も低く、対人依存も低いタイプです。両親にたっぷり受け止めてもらって育てられたという育成歴を持っているタイプです。

 一見問題ないのですが、このタイプは自分自身は言いたいことを周りを気にせず言えるタイプなので、割と言えない人の気持ちに無頓着な一面があり、そのことで自分自身が傷つくという傾向があります。

 このタイプには、日本人の多くは言えない人が多いのだということを理解させるrことが大切になります。

 他人の気持ちの理解が進むにつれて、本人は思いやりを持った素晴らしいリーダーになっていくことができます。

 

 以上、ざっくりと4対応について説明しました。もちろん、本格的な分析を行えばもっといろいろなパターンがあるのですが、職場で使うためにはあまりたくさんのタイプがあると混乱しますので、4つに絞ってみました。

 メンタルの問題は、本人のストレスを感じやすい性格傾向が大きな原因tなっているのに、今のところそこに焦点が当たっていないことが多いものです。

 それが原因で、なぜメンタル不調に陥るのかがわからなくなっています。

本人の感受性が敏感すぎる問題、または本人の性格的な特徴がメンタルを生んでいる大きな原因の一つで、ここに焦点を当てるとメンタルのリスクは可視化することができるのです。

 現在、義務化されているストレスチェックは、本人のストレス蓄積度は見ていますが、なぜそれが起きるのかと言う性格要因を見ていません。

 そこを見ないと、相手にどう対処したらよいかがはっきりしないということにもなるでしょう。

 このことに今、多くの企業が気づき始めて弊社の性格分析ツール、心理療法を導入し始めております。 ご興味ある方は以下のお問合せフォームから資料をご請求ください。

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2016/04/26

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